高槻 H邸

House Renovation

築48年の住宅リノベーション。
劣化が激しく、一度は取壊しも検討されたが「祖母が過ごした時間を受継ぎ、思い出を重ねていきたい」という思いからリノベーションを希望された。
縁側で過ごすことが多かった祖母の記憶から、この家の中心を縁側に集中させることに決めた。
縁側を日常の動線上に置かなければ、どうしても使いどころのわからないぽっくりとあいた「間」ができてしまう。そこで縁側をぐるりと回遊できるような間取りとし、床の仕上げを連続させることで障子をあけている時は縁側とLDKが一体となり、庭を含めた景色を楽しむことができる空間とした。
気が付けば縁側を通り、庭先に目がいくような、そんな日常を過ごしてほしいという願いをこめたリノベーションを目指した。


Location

Takatsuki/Osaka

Principal use

House

Construction type

Renovation, Interior

Architects

Maho Akimatsu

Contractor

Morikawa building contractor

Planning area

73.98㎡

Photographs

Maho Akimatsu

2023